問題
昨夜の殺人事件は彼女の住む部屋の隣部屋で起きた。
彼女は耳が聞こえないが、私の質問にはきはきと答えてくれた。読唇術というやつらしい。
だからこそ私にはわかった。
「彼女は嘘をついている」と。一体どういう事?
答え
彼は、隣の家でおきた殺人事件で彼女に話を聞いていた。しかし、彼女は耳が聞こえないのでいつ銃声があったか知らないという。
何で私の言う事がわかるのかとも聞いたが、読唇術だと言う。事実後ろから声をかけても反応はしない。
だが、彼は気づいたのだ。彼女の台詞が全部聞き取れることに。ここは道路に面しているため、時折トラックのうるさい騒音が聞こえたりもする。
その際に発している声さえもきっちりと聞き取れるのだ。これはおかしい。
何故なら、周りの音に対応して声の大きさを変えられるのは耳が聞こえる人間だけだからだ。
(引用:【水平思考クイズ問題集】ロックの回)